社名の由来は、昭和30年頃に先代の社長が雪印のアイスクリーム問屋を設立した時、有限会社新雪と命名した事からです。戦後アイスクリームの需要はかなり伸びて我社もその波に乗り、大きくなりました。しかし、スーパーやコンビニが増えるとメーカーは大手チェーン店などに直接卸すようになり、個人の小売店は減少、問屋業は先が見えなくなりはじめました。

私の趣味の釣りが高じて、昭和55年頃に本業のアイスクリームと平行して釣堀「フィッシングセンターしんせつ」を開業。釣堀の片隅には錦鯉・金魚・タナゴや熱帯魚なども販売しました。 当時、ウーパールーパーブームに乗り、日本初の繁殖に成功したサンシャイン水族館に続き、我社でも繁殖に成功し、ベビーを販売しました。そして釣堀開業から10年ほど経ち、片隅で販売していた金魚や錦鯉が徐々に釣堀の売上を上回ったのをきっかけに本格的な観賞魚専門店開業を考え始めました。

平成3年頃に国が異業種転換資金を貸すというニュースを聞き、チャンスと思い、夢の計画書を提出したところ、資金を借りる事が出来ました。本業であったアイスクリームを止めての勝負でした。 それから妻と二人でたくさんのお店を見学し、その結果、テーマは今までには無い広さと臭いや湿気も無く、夏も涼しく買い物が出来る水族館のようなお店となりました。

自分で設計して工務店と相談しながら、水槽の配管はすべて自分の手で創り上げました。その3年後、長男も加わり、30坪の商材と海水魚売場を増設して今に至ります。